今週はリクエストがメインでした。その中から気に入ったアルバムがありました。
Larry John McNally「Buddy Holly」
このアルバムは通常価格ではネット配信でしか手に入らないようです。
ラリー・ジョン・マクナリー(Larry John McNally)は80年代にデビューしたシンガーソングライターで、「Buddy Holly」は10年前のアルバム。とってもいいアルバムです。
ラリー・ジョン・マクナリーはニューヨークの人で、この曲ではバディー・ホリーがニューヨークにいて結婚したばかりのスペイン人の奥さんと一緒にいてスパニッシュ・ハーレムをこれから楽しもうという、 バディー・ホリーの亡霊のつもりなのか。バーディー・ホリーのブートレグ(海賊版)のボックスセットにインスパイアされた曲だそうです。バディー・ホリーがニューヨークにいたのか、想像して書いている曲のようです。
ラリー・ジョン・マクナリーはヒット曲はないが、いいミュージシャンに曲をソング・ライターとして提供しています。ボニー・レイト、アーロン・ネヴィルなど。
このアルバムの最後の4曲はチェット・ベイカーにインスパイアされた組曲となっています。
チェット・ベイカーは楽譜は読めないがメロディを聴いたらすぐトランペットで吹ける、歌を歌える人だったそうです。このようになんでも簡単にできる人だったけど、この歌詞の最後の方がこういう内容だそうです。
ある夜遅くに外を歩いていたら、「タバコに火をつけてくれない?」と頼まれた男がいた。彼の目にあるちょっと冷たい感じをどっかで見たことあると思った。彼に言われたのは「昔取引したことがあるじゃないか、あなたが吹く一音一音全部その代償を払わなければいけないんだよ」。
その後、窓から空を飛ぶつもりのチェット・ベイカーが亡くなる。
ラリー・ジョン・マクナリーは20年ぶりに今月来日されるそうです。驚いたことに9/28(土) 渋谷O-nestのゲストが政風会(鈴木博文+直枝政広)。直枝さんって海外のマイナーなミュージシャンのライブのゲストで結構出られている気がします。
来日を記念してデビューアルバムがレイシューされたそうです。
シガレット・アンド・スモーク -COMPLETE EDITION- LARRY JOHN MCNALLY
- アーティスト: ラリー・ジョン・マクナリー LARRY JOHN MCNALLY
- 出版社/メーカー: CA VA? RECORDS / HAYABUSA LANDINGS
- 発売日: 2050/12/31
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る