ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

Barakan Beat 2020年3月8日(トニー・アレン & ヒュー・マセケラ、ウッド・ブラザーズ、マッコイ・タイナー)

 

Tony Allen and Hug Masekela『Rejoice』

「Rejoice」は喜ぶという意味。トニー・アレン & ヒュー・マセケラのニューアルバム。トニー・アレンはフェラ・クティのバンドのドラマーとして有名になったナイジェリアのドラムの名手。ヒュー・マセケラは世界的に有名な南アフリカのトランペット奏者でもう亡くなっているそうです。この二人が10年前にセッションをやって、未完成のままになっていたそうです。他のミュージシャンの演奏を被せて完成させたものがリリースされました。

Rejoice

Rejoice

 

 

Slow Bones



 

The Wood Brothers『Kingdom in My Mind』

ウッド・ブラザーズのニューアルバム。ベーシストのクリス、ギタリストのオリバーのウッド兄弟とジャノ・リックスというドラムス、キーボード、シター(ギターの形をしたカホンのような打楽器)を担当されている方がメンバー。

「メデスキ・マーティン&ウッド」が最近活動しないのは、ベーシストのクリス・ウッドがウッド・ブラザーズで目一杯活動をしているからだそうです。

Kingdom In My Mind

Kingdom In My Mind

 

 

Alabaster

 

 

Mccoy Tyner『Guitars』

3月6日に81歳で亡くなったマッコイ・タイナーを追悼して何曲かかかりました。

リクエストに応えて最後の曲。2008年にリリースされた『Guitars』というアルバムから。マーク・リボー、ジョン・スコフィールド、ベラ・フレック、デレク・トラックスビル・フリゼールという5人のギタリストと共演しているアルバム。

Guitars (W/Dvd)

Guitars (W/Dvd)

  • アーティスト:Tyner, McCoy
  • 発売日: 2008/09/23
  • メディア: CD
 

 

McCoy Tyner and Bela Fleck 「My Favorite Things」

ベラ・フレックのバンジョーがフィーチャーされています。



ワールドロックナウ 2020年3月8日(コートニー・バーネット、メイベル)

 

新譜紹介

 

Courtney Barnett『MTV Unplugged - Live in Melbourne』

コートニー・バーネットのアンプラグド作品。

 

Depreston

チェロが効いてます。

 

So Long, Marianne

ラストナンバー。レナード・コーエンのカバー。

(訳詞)

さよならマリアンヌ

笑って泣いて、また泣いて

そしてまた笑い始める時だ

君と暮らしたいけれども

一緒にいると忘れがちになる

天使のために祈るのを忘れたら

天使は僕らのために祈るのを忘れるんだ

隠れた君の愛が今必要なんだ

僕は新品の剃刀みたいに冷たくて

気になると言ったら、君は去った

僕には勇気がなかったんだ

さよなら、マリアンヌ

笑って泣いて、また泣いて

そしてまた笑い始める時だ

 

 

 

海外情報(ロンドン情報)

 

Mabel『High Expectations』

メイベルはネナ・チェリーの娘さんです。お父さんは、マッシヴ・アタックのプロデューサーのキャメロン・マクヴェイと音楽一家。

今年のブリットアワードで最優秀女性ソロ・アーティスト賞を受賞されたそうです。今の世代の気持ちを代弁してくれるような歌詞を書くので、女性ファンが多いそうです。

High Expectations

High Expectations

  • アーティスト:Mabel
  • 発売日: 2019/08/02
  • メディア: CD
 

 

Don't Call Me Up

この曲は、ストリーミングで10億回再生されたそうです。

元カレに「もう二度と電話して来ない」と言っている曲。

(訳詞)

電話して来ないで

今夜は出かけるの

いい気分よ

もう私の人生にあなたはいない

二人のことは話したくないから

置き去りにしていくわ

一杯飲めば忘れてしまう

さあ、始めよう

 

 

ジャズ・トゥナイト 2020年3月7日(シード・アンサンブル、ネリヤ、コラキュター、ジェイミー・ブランチ)

 

ホットピックス

 

今回の特集「ウーマン・イン・ジャズ」に因んで、女性ジャズミュージシャンの新譜が取り上げられました。ロンドンのジャズシーンで女性の活躍がとても目立つそうです。2月1日にヤズ・アハメドの新譜が紹介されましたが、今回もロンドンで女性が中心になって構成されているグループが3つ紹介されました。

 

 

 

Seed Ensemble『Driftglass』

シード・アンサンブルはアルトサックス奏者であり、編曲家でもあるキャシー・キノシが率いる10人編成のバンドで2016年に結成されました。西アフリカとカリビアンのグルーブをベースにメンバー一人一人が現代の社会問題から触発された創作活動をしています。昨年はマーキュリー・アワードにノミネートされ、リーダーのキャシー・キノシが高く評価されました。昨年に2月にリリースされた彼らのデビューアルバム。

Driftglass

Driftglass

  • アーティスト:Seed Ensemble
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: CD
 

The Darkies

 

 

Nerija『Blume』

ネリヤはテナーサックスとフルートのヌビア・ガルシアなど女性メンバー主体の7人編成。シード・アンサンブルのトランペットのシェイラ・モーリス・グレー、アルトサックスのキャシー・キノシも入っています。昨年8月にリリースされたデビューアルバム。

Blume

Blume

  • アーティスト:Nerija
  • 発売日: 2019/08/02
  • メディア: CD
 

EU(Emotionally Unavailable)

キャシー・キノシの作曲。EU離脱問題を前提に作られた曲。

 

 

Collocutor『Continuation』

コラキュターは、サックス奏者テイマー・オズボーンが率いるバンド。2016年に活動開始、3作目のアルバム。2月に発売されたばかりです。

Continuation

Continuation

  • アーティスト:Collocutor
  • 発売日: 2020/02/21
  • メディア: CD
 

Lost and Found

テイマー・オズボーンのオリジナル曲。

 

 

Jaimie Branch『FLY or DIE II: bird dogs of paradise』

アメリカのトランペット奏者ジェイミー・ブランチの新譜。1983年ニューヨーク生まれ、14歳でシカゴへ行き、ボストンのニューイングランド音楽院で学んだのちシカゴに戻ってミュージシャンとなりました。

FLY OR DIE II: BIRD DOGS OF PARADISE

FLY OR DIE II: BIRD DOGS OF PARADISE

  • アーティスト:JAIMIE BRANCH
  • 発売日: 2019/11/02
  • メディア: CD
 

Prayer for Amerikkka Pt.1&2