ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ジャズ・トゥナイト 2019年11月9日

 

グルーヴィー! ジャズ・オルガン

 

今回はジャズ・オルガンの特集でした。

オルガンと言っても色々種類があるそうで、我々が一番馴染みがあるのは「足踏みオルガン」。ハーモニカと同じような構造で空気を吹きこんで音を出す簡易なオルガン。

その対極にある簡易でないのは「パイプオルガン」。教会やホールにある。

ジャズで最も使われるのは「電気オルガン」。1934年にアメリカの発明家ローレンス・ハモンドが開発した楽器。ハモンドオルガンと呼ばれます。

正確に言うと電気オルガンと電子オルガンは違うそうです。ハモンドオルガンは電気的にモーターで羽みたいなものを回して色んな周波数の音を作るそうです。電子オルガンは発振器を使って音を出すそうです。

 

Fats Waller、his rhythm & his orchestra「The Jitterbug Waltz」

ハモンドオルガンを最初にジャズに取り込んだのがピアニストのファッツ・ウォーラーFats Waller)。1942年の録音。この時代はスピーカーから音が出ている楽器はすごく少なくて、ほとんどが楽器自体が生で鳴っているものだったそうです。この時代にスピーカーを置いて演奏するのは、ハモンドオルガンとエレクトリックギター、スチールギターくらいだったそうです。足にボリュームペダルがあって、それで音の大小をつけていたそうです。職人ですね。

 

 

 

Count Basie & The Kansas City7「I Want A Little Girl」

ファッツ・ウォーラーにオルガンを習ったのがカウント・ベイシーCount Basie)だそうです。出だしのホワンホワンという音はトランペットだそうです。「ど根性ガエル」と大友さん表現されてました。

 

 

Jimmy Smith「Sweet Georgia Brown」

ジャズ・オルガンの王様ジミー・スミスJimmy Smith)。ハモンドオルガンにはベースを足で弾けるようになっているそうで、バンド編成はオルガン、ギター、ドラムだそうです。オルガンのベースラインは独特のグルーブ感になるそうです。これまた職人ですね。

 

 

 

”BIG” John Patton「I'll Never Be Free」

ジョン・パットンはジミー・スミスに影響を受けたオルガニスト。ギターはグラント・グリーンです。

 

 

 

Pat Bianchi「In the Moment」

番組プロデューサー一押しの2018年発売のアルバム。さすが一押し。いいです。

 

IN THE MOMENT

IN THE MOMENT

 

 

Crazy

ウィリー・ネルソンの曲です。

 

 

 

 

世界の快適音楽セレクション 2019年11月9日

 

テーマ:職業の音楽

 

Pilot「Magic」

パイロット(Pilot)はスコットランドで結成されたグループ。1974年から75年米国でリリースされてヒットしました。昔は子供の憧れの職業と言えばパイロット。

すごく懐かしく感じる曲です。

 

 

 

尾藤イサオあしたのジョー

プロボクサー「あしたのジョー」。松村さん、最近漫画の原作を読まれたそうで、ここまでやるかという内容の濃さに驚かれたそうです。今は表現できないような内容もあり、戦後間もない貧しい日本の時代。私も大好きな漫画で、息子も大好きです。

 

 

 

トピックス(渡辺亨)

Hania Rani&Dobrawa Czocher「Biala flaga」

2015年のアルバム。ハニャ・ラニ(Hania Rani)は、ポーランドの女性ピアニスト。来日されるそうです。このアルバムはチェロ奏者のドブラヴァ・チョヘル(Dobrawa Czocher)と出したアルバム。

 

ビアワ・フラガ(白い旗)

ビアワ・フラガ(白い旗)

 

 

ポーランドのことは尋ねないで(Nie Pytaj O Polske)

ポーランドのレプブリカというロックバンドのカバーだそうです。ポーランドはかつてナチスに侵攻されたりした暗い歴史があるということを歌った曲だそうです。

 

 

 

 

ウィークエンドサンシャイン 2019年11月9日

 

Waterboys「November Tale」

11月にちなんだリクエスト。初めて聴きましたが、すごくいい曲です。

 

 

 

追悼:Gerry McGee

 


10月12日に来日中に亡くなったジェリー・マギー(Gerry McGee)の追悼特集でした。

関西でコンサートを演った後、東京公演の直前に突然亡くなられたそうです。

ベンチャーズのメンバーとして有名ですが、色んなレコードに参加されています。

 

The Monkees「Last Train To Clarksville」

この曲のギターを弾かれているのがジェリー・マギーだそうです。

 

 

 

The Ventures「Kyoto Doll」

邦題「京都の恋」。1970年の大阪万博を記念して作られた曲だそうです。

ジェリー・マギーはエレクトリック・シタールを弾いています。この曲に似ているストーンズの「Paint It Black」でもエレクトリック・シタールを弾かれているそうです。

 

 

 

The Ventures「Classical Gas」

ベンチャーズには珍しいフィンガー・ピッキングの曲。渋いですね。

 

 

 

 

1969年にDelaney & Bonnieの1枚目のアルバム「The Original Delaney & Bonnie & Friends」に参加して殆どのギターを弾いているそうです。ピアノはレオン・ラッセル、サックスはボビー・キーズなど豪華メンバー。

Original Delaney & Bonnie: Accept No Substitute

Original Delaney & Bonnie: Accept No Substitute

 

 

Delaney & Bonnie「Dirty Old Man」

 

 

Delaney & Bonnie「When The Battle Is Over」

ルイジアナの曲。ジェリー・マギーもルイジアナの出身で、お父さんはフィドル奏者だったそうです。

 

 

Marc Benno「Back Down Home」

1971年アルバム「Minnows」に収録されている曲。クラレンス・ホワイト(元ザ・バーズ)、ジェシデイビスボビー・ウーマック、ジェリー・マギーという錚々たるギタリストが参加しているアルバムです。

 

 

 

Donnie Fritts「Three Hundred Pounds Of Hongry」

1974年のアルバム「Prone To Lean」に収録されている曲。このアルバムいいです。

 

 

Prone to Lean by DONNIE FRITTS (2013-04-10)

Prone to Lean by DONNIE FRITTS (2013-04-10)

 

 

 

The Everly Brothers「Mandolin Wind」

1972年のアルバム「Stories We Could Tell」に収録されている曲。スライド・ギターはライ・クーダーもこのアルバムではクレジットされているそうです。この曲はジェリー・マギーだろうというバラカンさんの見立てです。ロッド・スチュアートの曲です。

 


 

 

 

Sonny Terry & Brownie McGhee「Bring It On Home To Me」

ギターとハーモニカのデュオ。サム・クックの曲。いい曲ですよね。

 

 

 

 

T Bone Burnett「Driving Wheel」

1980年のデビュー・アルバム「Truth Decay」に収録されている曲。

 

 

 

今回は追悼を機にと言ったら不謹慎ですが、とてもいい曲が沢山聴けました。

偉大なミュージシャンが亡くなるのは残念ですが、曲は無くならないので発掘して聴いていきたいですね。初めて聴く曲は、その人にとっては新曲です。新たな音楽との出会いを大切にしたいと思います。