ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

世界の快適音楽セレクション 2020年7月25日(細野晴臣)

 

バナナとリンゴとオレンジの音楽

 

1曲目はゴンチチさんの「Elephant Swing」で、動物園に行くと象に食べ物を与えているシーンに出会い、象は果物がものすごく好きなのでこのテーマとされたそうです。

 

細野晴臣Cocco「バナナ追分」

細野さんによれば、

美空ひばりさんの「リンゴ追分」は日本ポップス史上類稀な名曲だと思っている。不遜にもその名曲に近づこうという意気込みで「バナナ追分」なるものを作ることにしたのだ。

だそうで星野源さんとの共作。

2011年のアルバム『HoSoNoVa』に収録されています。

HoSoNoVa

HoSoNoVa

  • アーティスト:細野晴臣
  • 発売日: 2011/04/20
  • メディア: CD
 

 

 

来週から6回に渡り「音楽って素晴らしい」というテーマでの番組となるそうです。

来週は渡辺享さんの選曲。渡辺享さん、藤川パパQさん、湯浅学さん、2回ずつということでしょうね。楽しみです。

 

 

ウィークエンドサンシャイン 2020年7月25日(リチャード・トンプソン、ヨーヨー・マ)

 

新譜紹介

バラカンさんが紹介してくださった新譜を掲載致します。

 

Richard Thompson『Bloody Noses』

リチャード・トンプソンはコロナ渦でライブ活動が出来ないため、自宅録音の6曲入りEPを出しました。配信のみで「bandcamp」でしか見つかりませんでした。

 

このアルバムから「If I Could Live My Life Again」という曲をかけてくれました。この曲はYouTubeで公開されていませんでしたが、以下Facebook Live Concertの2曲目6:30からです。

 

Richard Thompson | Facebook Live Concert #1

 

 

 

Yo-Yo Ma, Stuart Duncan, Edgar Meyer, Chris Thile『Not Our First Goat Rodeo』

色んなジャンルにまたがる4人のミュージシャンが出したニュー・アルバム。チェロ:ヨーヨー・マフィドル:スチュアート・ダンカン、ベース:エドガー・メイヤー、マンドリン:クリス・シーリ。2011年に出したアルバム『Goat Rodeo Sessions』以来の2作目。

Not Our First Goat Rodeo

Not Our First Goat Rodeo

 

 

Scarcely Cricket

「Scarcely」は「かろうじて」。「Cricket」は「公平」という意味でよく使われるそうです。「それはクリケットじゃない」というのは「それは不公平だ」という意味だそうです。なので「Scarcely Cricket」は「かろうじて公平」「ギリギリちょっとズルいんじゃないの」というニュアンスだそうです。イギリス人以外はこういう表現を使う人は少ないそうで、バラカンさんは曲のタイトルで使われるのはすごく意外と仰ってました。

 

 

8月15日(土)は7:20-11:50 4時間半の「サマースペシャル」 で、1970年の特集です。

8月29日(土)は例年の「サンシャイン・ミュージック・フェスティバル」です。

バラカンさんの番組はゲストは来なくなってしまいましたが、いつものペースで放送されていてとても感謝しています。

 

 

音楽遊覧飛行 2020年7月20日(プルナマッシ・ヨーガマヤ、スワヴェク・ヤスクウケ、シガー・ロス、ペンギン・カフェ、サム・リー)

 

海の音楽

海に面した国や、島国の音楽、そして海をテーマにした音楽の特集。

夏らしくいいテーマですね。とってもいい曲がたくさんかかりました。

 

Purnamasi Yogamaya「Sweet Love」

リトアニアの女性シンガーソングライター:エグレ・シルヴィディテ(Egle Sirvydyte)のニューエイジ系のプレジェクト:プルナマッシ・ヨーガマヤ(Purnamasi Yogamaya)の初アルバム『Oh My Beloved』から。ピアノ、ドラムス、ギター、チェロなどアコースティックな楽器と現代的な音響を組み合わせた、いかにも北ヨーロッパらしい室内楽ボーカル作品。

Oh My Beloved

Oh My Beloved

  • 発売日: 2020/03/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

Slawek Jaskulke「Sea 1」

ポーランド人のピアニスト:スワヴェク・ヤスクウケ。彼はポーランド北部のバルト海に面した町:ソポトに暮らし、2014年、海をテーマにしたアルバム『Sea』で世界的に注目されるようになりました。

Sea

Sea

 

 

 

Sigur Ros「Saeglopur」

アイスランドの日本でも人気のポスト・ロックのバンド:シガー・ロス。轟音ギターとロマンティックなメロディ、ボーカリスト:ヨンシーの中性的な歌声で北極圏の夜明けを描いているようです。彼らは自分たちで作り上げた造語の「ホープランド語」とアイスランド語を混ぜて歌っています。2005年の傑作アルバム『Takk...』から、遭難した船乗りを意味する曲。

Takk...

Takk...

 

 

 

Penguin Cafe「SolarisCornelius Mix)」

親子二代に渡り50年近くも続いているグループ「ペンギン・カフェ・オーケストラ」と「ペンギン・カフェ」。「ペンギン・カフェ・オーケストラ」はイギリス人のクラシック音楽のギタリストで作曲家:サイモン・ジェフスにより1973年に結成されました。そして、1976年にアルバム『ようこそペンギン・カフェへ』でデビュー。アフリカ音楽、カリブ音楽、ケルト音楽などの民族音楽にミニマル音楽、現代音楽などをミックスし、軽快な室内楽として表現し注目を集め始めました。1980年代になるとアンビエント音楽、環境音楽のブームに伴い彼らの音が世界的に注目されるようになり、日本でもテレビのCMや舞台などで彼らの曲が用いられました。電話の待ち受け音をループにしたミニマル音楽やジンバブエの親指ピアノの名曲など、それまであまり知られていなかった手法や民族音楽をポピュラーにする役目も果たしました。1990年代以降もマイペースに活動を続けて来ましたが、1997年にサイモン・ジェフスが47歳の若さで脳腫瘍で死亡。グループは活動を停止してしまいました。2007年サイモン・ジェフスの10周忌を記念して一部のバンド・メンバーとサイモンの息子アーサー・ジェフスが集まり、3日間の特別公演が行われました。それを機にアーサーが父の遺志を受け継ぎ若手の新たなメンバーを加えて「ペンギン・カフェ」として再始動。以来「ペンギン・カフェ」は4枚のアルバムを発表し、今も活動を続けています。

この曲は新生「ペンギン・カフェ」の3作目のアルバム『The Imperfect Sea』から日本のコーネリアスがリミックスした曲です。

The Imperfect Sea 〜デラックス・エディション(+4)

The Imperfect Sea 〜デラックス・エディション(+4)

 

 

 

Sam Lee「Jasper Sea(碧玉の海)」

イギリスの漂白の民:トラベラーズのもとを訪ね歩き、伝承感を学び、現代的なスタイルで歌い継ぐ男性シンガー:サム・リー。彼の最新作『Old Wow』は、彼がスコットランドの山岳地帯を訪れていた時に、空から急降下してきた鷹を見て感銘を受け、イギリスの自然をテーマにして作り上げました。

Old Wow

Old Wow

  • アーティスト:Lee, Sam
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: CD