【目次】
エキゾチッククルーズ〜カラッとした音楽(サラーム海上)
ジメジメとした日本の梅雨を吹き飛ばすような乾いた空気の音を世界中からお届けするテーマ。
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ヨーロッパのカラッとした音楽が中心
Progetto Parthenias「Pizzica Delle Driadi」
南イタリアのナポリ出身の民謡男女デュオ:プロジェット・パルテニアス。プーリア地方の伝統舞踊:ピッツィカの曲。南イタリアから地中海を越えるとすぐにアフリカです。そのカラッと乾いた空気が伝わってきます。
Paolo Angeli「Sciumara」
イタリア。地中海に浮かぶサルデーニャ島のギタリスト:パオロ・アンジェリは、自ら改造したサルディニアン・ギターを使い、地中海民謡と即興音楽を行き来するユニークな演奏家です。最新アルバム『LEMA』より。カラカラに乾いた地中海の島の音です。
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北アフリカ、中東、インドのカラッとした音楽が中心
Anoushka Shankar「Amrita」
インドのシタール奏者:アヌーシュカ・シャンカール。最新作『Chapter III: We Return to Light』はイギリス在住のインド人パーカッショニスト:サラティ・コルワーを共同プロデューサーに、さらにサロード奏者:アラム・カーンを共演相手に迎えています。アラム・カーンはアヌーシュカの父親のラヴィ・シャンカールと共に20世紀にインド古典音楽を世界に広めたサロード演奏家:アリ・アクバル・カーンの息子です。なので父親同士が行なってきたコラボレーションを今度は娘と息子が継承しているのです。しかもサラティ・コルワーの手によってミニマル音楽として仕上げています。まさに未来のインド古典音楽を作り上げています。
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アフリカのカラッとした音楽が中心
Vieux Farka Touré & Khruangbin「Savanne」
マリから。ギタリスト:ヴィユー・ファルカ・トゥーレと日本でも人気のアメリカのエキゾ・ファンク・バンド:クルアンビンの共作アルバム『Ali』より。ギターが織りなすメロディーが乾いた砂漠の夕暮れを感じさせます。
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ラテンアメリカのカラッとした音楽が中心
笹久保伸「Carnaval de Ayacucho」
秩父在住のギタリスト:笹久保伸が通算43作目となるアルバム『Layqa Taki』をリリースしました。これはアンデスの先住民の言語:ケチュア語で「魔術的な歌」という意味です。先住民独自のチューニングを施したギターでペルーのアヤクーチョ地域のアンデス音楽ばかりを取り上げた原点回帰した作品。
Hermanos Gutiérrez「El Bueno Y El Malo(善と悪)」
2月に初来日を果たしたエクアドル系スイス人兄弟ギターデュオ:エルマノス・グティエレス(グティエレス兄弟)。乾いた音色の二人のギターがエンニオ・モリコーネのマカロニ・ウェスタンとラテンアメリカの出会いのような1曲。