【目次】
ホットピックス
このコーナーの名前「ホットピックス」は、前任の児山紀芳さんが作った「ホット」と「トピック」を混ぜた造語だそうです。
Roy Ayers Ubiquity「Everybody Loves The Sunshine」
ヴァイブラフォン奏者のロイ・エアーズが3月4日に84歳で亡くなりました。ロイ・エアーズは1940年ロサンゼルス生まれ、幼少期にライオネル・ハンプトンからヴァイブラフォンのマレットをもらったことでヴァイブラフォン奏者を目指すようになりました。1970年代初頭には彼自身のグループ:ユビキティを率いてジャズ、ファンク、ソウルの融合のみならず、さらにそこにアフロビートとかディスコとかメロウグルーブなど様々な音楽のスタイルを融合させて音楽の多様性を広げいきます。ブラック・ミュージックの新しい形を作った一人。
数多くのアーティストにサンプリングされて人気を得た1976年録音の代表曲。
3月22日の「ザ・ソウルミュージックII」で村上てつやさんも追悼していました。
Miki Hirose Jazz Orchestra『ON CUE』
神戸を拠点に活動するトランペット奏者:広瀬未来のニューアルバム。2018年から発表しているビッグバンド「Miki Hirose Jazz Orchestra」名義としての3作目。神戸XEBEC Hallと京都Live Spot RAGで行われたライブの模様をそのまま収めた音源。
メンバーは、広瀬未来、中村葉月のトランペット、米田あゆ、高橋知道、古山晶子、柏谷淳のリーズ(サックス、クラリネットなど様々な楽器)、礒野展輝、細川涼介のトロンボーン、中島徹のピアノ、宮野友巴のベース、坪田英徳のドラムス。
Manteca
ディジー・ガレスピー作曲の曲。ソロをとっているのは、中島徹のピアノ、坪田英徳のドラムス。
Mr. A Major
広瀬未来のオリジナル。ソロをとっているのは、高橋知道のソプラノサックス。
Vega Trails『Sierra Tracks』
イギリスのダブルベース奏者で作曲家のミロ・フィッツパトリックによるチェンバー・ジャズ・プロジェクト:ヴェガ・トレイルズのニューアルバム。チェンバー・ジャズは室内楽的なジャズのことだそうです。ヨーロッパの弦楽の室内楽とジャズが融合したようなもの。
サックス奏者のジョーダン・スマートとピアニストのタズ・モディを中心に10名編成のストリングス・オーケストラやヴァンブラフォンを加えたスケールの大きな録音となっています。ミロ・フィッツパトリックが現在住んでいるマドリード北西のグアダラマ山脈の麓の美しい風景にインスピレーションを得て制作したそうです。
Largo
ミロ・フィッツパトリックのダブルベース/チェロ/パーカッション、ジョーダン・スマートのバスクラリネット/ソプラノサックス、ダン・シーのドラムス、ストリングスのオーケストラが加わっています。
Els
ジョーダン・スマートテナーサックス、タズ・モディのピアノ、ハリエット・ライリーのヴァイブラフォン。