【目次】
#59 トリビュート:ロイ・ヘインズ
2025年3月13日に生誕100年を迎えるジャズ・ドラマー:ロイ・ヘインズの特集でした。ロイ・ヘインズ2024年11月に惜しくも99歳で亡くなりました。
ロイ・ヘインズの追悼特集は「ジャズ・トゥナイト」でもされましたね。
ロイ・ヘインズは1925年ボストン生まれ。若くしてドラムを始め、10代の頃はボストンで演奏活動を行っていました。パナマ出身のピアニスト:ルイス・ラッセルの楽団の仕事を得てニューヨークに移り住みます。そこでサイドマンとして様々なセッションに呼ばれるようになり、1947年にはサクソフォン奏者:レスター・ヤングのバンドでも演奏するようになりました。それ以降共演したミュージシャンは、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク、バド・パウエル、サラ・ヴォーン、マイルス・デイヴィス、マッコイ・タイナー、チック・コリア、パット・メセニー、ロイ・ハーグローヴ、クリスチャン・マクブライドなどなど実に幅広い世代のアーティストと演奏を共にしてきました。
Charlie Parker「My Little Suede Shoes」
アルトサックス奏者:チャーリー・パーカーとの共演作品。アルバム『Fiesta』に収録されている1951年録音の曲。チャーリー・パーカーが作曲した代表曲の一つ。
演奏はチャリー・パーカーのアルトサックス、ウォルター・ビショップ・ジュニアのピアノ、テディ・コティックのベース、ホセ・マングアルのボンゴ、ルイ・ミランダのコンガ、ロイ・ヘインズのドラムス。
Thelonious Monk Quartet, with Johnny Griffin「Light Blue」
マンハッタンにあった伝説のジャズクラブ「ファイブ・スポット・カフェ」でのセロニアス・モンク・カルテットの演奏を収録した1958年のアルバム『Thelonious In Action』より、セロニアス・モンク作曲の曲。
メンバーは、セロニアス・モンクのピアノ、ジョニー・グリフィンのテナーサックス、アーメド・アブドゥル・マリクのベース、ロイ・ヘインズのドラムス。
Roy Haynes, Phineas Newborn, Paul Chambers「Reflection」
1958年録音のロイ・ヘインズのリーダー・アルバム『We Three』より。
ロイ・ヘインズのドラムス、フィニアス・ニューボーンのピアノ、ポール・チェンバースのベースのトリオの演奏。
Roy Haynes Quartet「Snap Crackle」
ロイ・ヘインズのリーダー作、1962年録音のアルバム『Out Of The Afternoon』よりロイ・ヘインズ作曲の曲。テナーサックス、フルート、マンゼロ、ストリッチなどを演奏することで知られる盲目のマルチ奏者:ローランド・カークがフィーチャーされているアルバム。
演奏はロイ・ヘインズのドラムス、ローランド・カーク、トミー・フラナガンのピアノ、ヘンリー・グライムスのベース。曲の始まりの掛け声はトミー・フラナガン。
Chick Corea「Matrix」
ロイ・ヘインズが演奏したピアニスト:チック・コリアとのトリオの作品。1968年録音のアルバム『Now He Sings, Now He Sobs』より。チック・コリア26歳の時の2枚目のスタジオ・アルバム。チック・コリア初期の代表曲。
演奏は、チック・コリアのピアノ、ミロスラフ・ヴィトウスのベース、ロイ・ヘインズのドラムス。
Gary Burton「Like Minds」
1998年のヴィブラフォン奏者:ゲイリー・バートンのアルバム『Like Minds』より。第42回グラミー賞ベスト・ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞したアルバム。ゲイリー・バートン作曲の曲。
演奏は、ゲイリー・バートンのヴィブラフォン、チック・コリアのピアノ、パット・メセニーのギター、デイヴ・ホランドのベース、ロイ・ヘインズのドラムス。
Roy Haynes「Passion Dance」
2011年にロイ・ヘインズが86歳で発表したアルバム『Roy-Alty』より。マッコイ・タイナー作曲の曲。
演奏は、ロイ・ヘインズのドラムス、ジャリール・ショウのアルトサックス、デヴィット・ウォンのベース、クレイグ・ヘインズのコンガ、ロバート・ロドリゲスのピアノ、マーカス・ストリックランドのテナーサックス、ロイ・ハーグローヴのトランペット。
週間プレイリスト
3月10日から16日までのブログに掲載した曲のプレイリストです。