【目次】
エキゾチッククルーズ〜2024年のベスト(サラーム海上)
今年リリースされた多数の作品の中からベスト中のベストばかりを選りすぐって届けてくださいました。
12/9
Sam Lee「Bushes and Briars」
イングランドの漂泊民に伝わる歌を集めて歌い続けてきた歌手のサム・リー。今年届いたアルバム『Songdreaming』は屋外で過ごした時間に感じた感情のモザイクがテーマで、サラームさんは夏のドライブの際によく聴いたそうです。サムはこう述べています「故郷で古い歌を歌っている人々、そして歌っていた人々は土地の世話もしていました。私達がその土地に歌うのをやめると、土地も歌い返すのをやめます。」
12/11
Glass Beams「Black Sand」
オーストラリア出身のインストゥルメンタル覆面トリオ:グラス・ビームス。彼らはインドの古いボリウッド映画音楽やトルコの古いアナドル・ロックのフレーズを引用したギター、そしてドラムス、ベースというトリオ編成で、顔にガラスを散りばめたマスクをしていてミステリアスな雰囲気を醸し出しています。まだ2枚のEPしか発表していないものの、この夏日本最大の野外フェス(フジロック)にて初来日を果たしました。EP『Mahal』より。
このアルバムは5月8日の「音楽遊覧飛行」、6月1日の「洋楽シーカーズ」でも紹介されました。
Tigran Hamasyan「Only The One Who Brought The Bird Can Make It Sing」
アルメニアのピアニスト:ティグラン・ハマシアンの最新2枚組アルバム『The Bird of a Thousand Voices』より。この作品はアルメニア教会に残された古い写本に描かれた鳥に関する民話とその細密画をもとにしたビデオゲームのサウンドトラックとしてスタートしました。しかし最終的には24曲1時間半の大作となりました。
このアルバムは10月17日の「音楽遊覧飛行」、11月2日の「ジャズ・トゥナイト」でも紹介されました。
Huun-Huur-Tu / Carmen Rizzo / Dhani Harrison「Dreamers In The Field」
トゥバ共和国の喉歌「ホーメイ」を操るバンド:フンフルトゥとアメリカ人プロデューサーのカルメン・リッツォによる共同プロジェクトにジョージ・ハリスンの息子のダーニー・ハリスンが加わりました。彼が加わったことでアルバム『Dreamers In The Field』は、どこまでもゆったりとした音になり、今年を代表するニューエイジ系グローバルミュージック作品となりました。
このアルバムは5月9日の「音楽遊覧飛行」でも紹介されました。
1月1日から4日は俳優の山口智子さんを迎えて、去年3月に放送のあった「音で巡る地球の旅」の第2弾だそうです。(放送時間は午前11時〜11時40分)