【目次】
- #46 トリビュート:カウント・ベイシー
- Count Basie & His Orchestra「Jumpin' at the Woodside」
- Count Basie & His Orchestra「Counter Block」
- Count Basie & His Orchestra「Magic Flea」
- Duke Ellington & Count Basie「Corner Pocket (aka Until I Met You)」
- Frank Sinatra & Count Basie「I Believe In You」
- Count Basie & the Kansas City 7「Shoe Shine Boy」
- Count Basie & His Orchestra「Japan」
- Count Basie & His Orchestra「Fancy Pants」
#46 トリビュート:カウント・ベイシー
今年生誕120年、没後40年を迎えるビッグバンド界の大巨匠、カウント・ベイシーの特集でした。カウント・ベイシーは1904年8月21日ニュージャージー州レッドバンクで生まれ。幼い頃からピアノを習い10代の頃からヴォードヴィルなど舞台のパフォーマンスの演奏者として演奏。ツアーがキャンセルとなったことで滞在したミズーリ州カンザスシティで多くのジャズメンと知り合い、ベニー・モーテンの楽団にセカンド・ピアニストとして採用されます。1935年にモーテンが亡くなって、解散したバンドのメンバーなどを集めて自身のバンドを結成。カンザスシティのクラブでの演奏が全米にラジオ放送され1936年の終わりにカウント・ベイシー・オーケストラがニューヨークに進出するきっかけになりました。戦後財政難で一度解散しますが、1950年代から再結成し第二期の黄金期を築きました。
Count Basie & His Orchestra「Jumpin' at the Woodside」
最初の黄金期を代表する曲。カウント・ベイシー作曲で1938年録音。
Count Basie & His Orchestra「Counter Block」
1959年フロリダにあるアメリカーナ・ホテルでの演奏を収録したアルバム『Breakfast Dance &Barbecue』より。トランペット奏者でこの時カウント・ベイシーのもとで演奏していたサド・ジョーンズが作曲した曲。
Count Basie & His Orchestra「Magic Flea」
カウント・ベイシーとコラボレーターとして多くの作品を残していくことになる作編曲家のサミー・ネスティコとの最初のアルバム。1968年録音の『Straight Ahead』より。
Duke Ellington & Count Basie「Corner Pocket (aka Until I Met You)」
ビッグバンド界の巨人達が共演したアルバム。1961年録音のアルバム『First Time: The Count Meets the Duke』より。カウント・ベイシーとデューク・エリントンがオーケストラも合体して共演した豪華なアルバム。フレディ・グリーン作曲。
Frank Sinatra & Count Basie「I Believe In You」
このアルバムの編曲、指揮を手掛けたのはクインシー・ジョーンズ。フランク・レッサー作詞作曲のミュージカル『How to Succeed(邦題:努力しないで出世する方法)』の楽曲。
Count Basie & the Kansas City 7「Shoe Shine Boy」
ビッグバンドではないカウント・ベイシーのアルバム。1962年の録音『Count Basie and the Kansas City 7』より。メンバーは、トランペット奏者のサド・ジョーンズ、フルート奏者のフランク・ウェス、テナーサクソフォン奏者のフランク・フォスター、テナーサクソフォン奏者のエリック・ディクソン、ギタリストのフレディ・グリーン、ベーシストのエディ・ジョーンズ、ドラマーのソニー・ペイン、カウント・ベイシーのピアノとオルガン。
Count Basie & His Orchestra「Japan」
1970年録音、71年発表のアルバム『Afrique』に収録されている曲。オリバー・ネルソンが編曲と指揮を担当したアルバム。この曲はファラオ・サンダースの作曲。
Count Basie & His Orchestra「Fancy Pants」
1983年にカウント・ベイシーが自身のビッグバンドと共に録音した最後のアルバム『Fancy Pants』からサミー・ネスティコが作曲した曲。