すくう音楽
Ricardo Silveira「Água da Nascente」
ジルベルト・ジルやジョアン・ドナートなど数多くのミュージシャンとの共演歴を誇る、ブラジル人ギタリスト:リカルド・シルヴェイラによるインスト曲。曲名の「Água da Nascente」は、「湧水」のことだそうです。
Howlin' Wolf「Spoonful」
三上さんの選曲。ハウリン・ウルフは、アメリカのミシシッピ州ウェストポイント生まれのブルース・シンガー。本名は、チェスター・アーサー・バーネット。ステージ・ネームが物語るように、強烈なダミ声で鮮烈な印象を残した方。この曲はウィリー・ディクスンの曲。
Lucinda Williams「Rescue」
アメリカ南部のルイジアナ州に生まれたシンガーソングライター:ルシンダ・ウィリアムズが2007年にリリースしたアルバム『West』に収録されているオリジナル曲。この曲では、「彼はあなたを救えない」というフレーズが繰り返されます。恐らく、歌詞の中の「彼」は、ルシンダがこの曲を歌いかけている親友、もしくは大切な知人のパートナーであると思われます。
Tony Joe White「Homemade Ice Cream」
アメリカ南部のR&Bやカントリーなどに基づくスワンプ・ロックの代名詞的シンガーソングライター:トニー・ジョー・ホワイトの1973年のアルバム『Homemade Ice Cream』のタイトル曲。本来のトニーは渋い声の持ち主ですが、これはインスト曲。アイスクリームを掬って盛り付けるための料理道具のことを英語でアイスクリームディッシャーと呼びます。
Aimee Mann「Save Me」
現代のアメリカ合衆国が誇るシンガーソングライターの一人、エイミー・マンのオリジナル曲。「救えるのなら、奇妙な変人たちの隊列から私を救って」と切々と訴えかけてくる曲。1999年に制作されたポール・トーマス・アンダーソン監督の映画『Magnolia』のエンディングを飾る曲。世界的にヒットして、アカデミー賞、グラミー賞にもノミネートされました。
音楽のバックステージ(渡辺享)
今回の渡辺享さんの「音楽のバックステージ」は、生のベースを弾きながら歌う女性アーティストとが紹介されました。
石川紅奈『Kurena』
石川紅奈のデビュー・ミニアルバム。生のベースを弾いています。シンガーソングライターでもあるので、自分の曲を演奏していますが、スティーヴィー・ワンダー、チック・コリアなどのカバーも演奏しています。プロデュースは、小曽根真。
Off The Wall
マイケルジャクソンの曲の弾き語り。三上さんが「世界の標準に到達している歌、どこでも通用する」と絶賛されていました。
このアルバムは4月8日の「ジャズ・トゥナイト」でも紹介されました。