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Letieres Leite Quinteto『O enigma Lexeu』
2021年10月27日新型コロナウイルスの合併症により61歳で亡くなったブラジルの作編曲家、管楽器奏者のレチエレス・レイチが2019年に配信のみでリリースしたアルバムが日本独自でCD化されました。レチエレス・レイチは1959年生まれで大友さんと同い年だそうです。
アフリカ系ブラジル人が多く住む、ブラジル北東部のバイーア州出身で自身のアイデンティティでもあるアフロ系ブラジル人としての音楽表現を追求し、オルケストラ・フンピレズを率いた他、ブラジルのポピュラー音楽界で編曲などの仕事をしながら、後進の育成にも貢献していました。この自身のクインテット(ポルトガル語ではキンテート)では、アフロブラジリアンの音楽性を色濃く出すために、ドラマーとともに配されたパーカッショニストを起用し、リズムワークが重要な要となっています。メンバーは、ルイジーニョ・ド・ジェージのパーカッション、サウンドエフェクト、マルセロ・ガルテルのピアノ、キーボード、ルドソン・ガルテルのベース、ティト・オリヴェイラのドラムス、パーカッション、そして、レチエレス・レイチの作曲、フルート、ソプラノサックス、アルトサックス、パーカッションなど。
Patinete Rami Rami
Honra ao Rei
Lifecycles『LIFECYCLES Volumes 1 & 2: Now! and Forever More Honoring Bobby Hutcherson』
ドラマー:ブライアン・ブレイドが2021年に結成したライフサイクルズによる2枚組のアルバム。このグループでは初リリースになるそうで、2枚組の1枚目は彼らがリスペクトするヴァイブラフォン奏者で2016年に亡くなったボビー・ハッチャーソンが1970年にリリースしたアルバム『NOW!』を全曲カバーしています。2枚目も基本的にボビー・ハッチャーソンへのトリビュートです。
メンバーは、ブライアン・ブレイドのドラムス、ジョン・カウハードのピアノ、マイロン・ウォルデンのサックス、モンテ・クロフトのヴァイブラフォンとボーカル、ジョン・ハートのギター、ダグ・ワイスのベース、ロジェリオ・ボッカートのパーカッション。ブライアン・ブレイドは4月に来日する予定もあるそうです。
Hello To The Wind
1枚目より。
My Joy
2枚目より。ボビー・ハッチャーソンが1967年に出したアルバム『Oblique』から2019年にデンバーで録音されたライブ音源。