なぜ、どうしての音楽
War「Why Can't We Be Friends?(仲間よ目をさませ!)」
ウォーは1970年代にヒットを連発したカリフォルニアのファンクバンド。様々な人種のメンバーからなるだけに、この曲では7人のメンバーがそれぞれ短い歌詞を順番に歌い、「何故友達になれないんだ?」と全員で仲良く合唱しております。1975年にシングルとしてリリースされ、全米トップ10にランクインしました。
Latin Playboys「Latin Trip」
ラテン・プレイボーイズはロス・ロボスのデビッド・イダルゴとルイ・ペレス、プロデューサーのミッチェル・フルーム、エンジニアのチャド・ブレイクの4人によるプロジェクト。この曲は、1999年のセカンドアルバム『Dose』に収録されていて、歌詞からしてシュールで摩訶不思議なオリジナル曲。「分かろうなんてするな。ラテン・トリップなんだから。」という歌詞の一節が全てを言い表しているようです。
Toti Soler「Raó de viure(帰郷の理由)」
現在のカタルーニャを代表するスペイン人ギタリストの一人:トティ・ソレールが2011年にリリースしたアルバムのタイトル曲。ギターインストですので、「帰郷の理由」の意味はどのようにも解釈できるということです。
音楽の裏側を覗いて(渡辺享)
Laufey「Fragile」
レイヴェイのファーストアルバム『Everything I Know About Love』より。
レイヴェイのお母さんは中国人でクラシックのバイオリン奏者。母方のお祖父さんは中国では有名なバイオリンの先生。妹さんもバイオリン奏者。レイヴェイ本人は主にチェロを演奏するそうです。お父さんはアイスランド人。ミュージシャンではないですが、大のジャズファン。
レイヴェイはアメリカのバークリー音楽大学で学んでいる時にジャズ・スタンダードの魅力に目覚め自分でも曲を作るようになったそうです。
Rafael Martini「Nascente Afluente Vazante(水滴に始まり一つの流れとなって海へ注ぐ)」
ハファエル・マルチニはブラジルのミナス出身のキーボード奏者で作曲家。新作『Martelo』より。