ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ジャズ・トゥナイト 2022年7月23日(チャールス・ミンガス)

 

シリーズJAZZジャイアンツ(38)チャールス・ミンガス

今回は4月に生誕100年を迎えたベーシストのチャールス・ミンガスの特集でした。

1922年4月22日アリゾナ州ノガレス生まれ。生まれて間も無く母親を亡くしてカリフォルニアで育ちます。8歳の時に父親からトロンボーンを買ってもらいますが、あまり上達せず、チェロに転向しラジオでデューク・エリントンを聴いて夢中になります。ロサンゼルス・ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラにチェロで入ります。クラシックの勉強もしていたそうです。

1939年にベースに転向してジャズのバンドに参加します。1940年にドラマー:リー・ヤングのもとでプロとしてのキャリアをスタートさせます。1941年にはルイ・アームストロングと共演、1946年ライオネル・ハンプトン楽団に入ったり、1950年にはレッド・ノーヴォ・トリオなどを経て、1951年にニューヨークに進出します。

 

Charles Mingus「Better Git It In Your Soul」

1959年のアルバム『Mingus Ah Um』より。このアルバムはミンガスの代表曲がいっぱい詰まっていて入門編にはとてもいいそうです。

MINGUS AH UM

MINGUS AH UM

Amazon

 

 

Charles Mingus「Jump Monk」

1960年代後半はミンガスは体調を崩してライブ活動も録音も出来なくなりますが1969年に復帰、70年にはヨーロッパ・ツアーを行い、71年には来日公演も果たします。

1972年2月ニューヨークのリンカーン・センター内のフィルハーモニック・ホールで行われたミンガスの復帰を祝うコンサート『Charles Mingus And Firends In Concert』より。

Jump Monk

Jump Monk

 

 

Charles Mingus「Wednesday Night Prayer Meeting」

1970年後半ミンガスは筋萎縮性の難病に苦しめられますが創作意欲は衰えることなく作品を沢山作っていきます。しかし、最後には車椅子生活となり1979年1月5日56歳でメキシコで療養中に亡くなります。

この曲はミンガス自身の演奏は入っていませんが、ミンガスがスタジオにいて全体を統括しながら行われた1978年1月に録音したアルバム『Me, Myself an Eye』より。