ワールドロックナウ 2021年3月7日（ウィーザー、ドライ・クリーニング）

ウィーザーの新作。オーケストラなどを多用した冒険作。歌詞の内容も今の閉塞的な空気感を反映していてます。どういう気分で曲を作ったかと言うと

我が家を見渡すととても不安になるんだ。一人の子はあのデバイスを使っていて、もう一人の子は別のデバイスを使っていて、妻は向こうでまた別のデバイスを使っている。皆んな異なる方を向いて、異なるデバイスを見ているんだ。それが現状だよ。僕にはどうすることも出来ないけれど、喪失感と不安を感じずにはいられない。

All My Favorite Songs

（訳詞）

僕のお気に入りの曲は、みんなゆっくりで悲しい

僕のお気に入りの人は、みんな僕を怒らせる

すごくいい感じのものは、みんな駄目、駄目、駄目

僕のお気に入りの曲は、みんなゆっくりで悲しい

僕って何でこうなんだろう？

Playing My Piano

（訳詞）

妻は上の部屋にいる

子供たちも上の部屋にいる

僕は3週間髪を洗っていない

戻らなきゃいけない

ネットのインタビューが何本もあるのに

夢中になっていると時間があっという間に過ぎて

それでもやめられないんだ

ピアノを弾いていると

僕はピアノを弾いている

低音をバンバン鳴らして

歌いまくっている

太陽を見ることもない

体内で暮らしているようだ

僕はピアノを弾いている

Here Comes the Rain

ポップでいい曲です。

サウスロンドン出身のポストパンクバンド「ドライ・クリーニング」が紹介されました。80年代のアメリカ東海岸っぽい音だそうです。イギー・ポップが目をつけているそうで、自分がDJをしているBBCの番組でかけまくっているそうです。

4月に発売されるドライ・クリーニングのデビューアルバム。

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