意外な音楽
大滝詠一「指切り」
1972年11月25日に発売された大瀧詠一さんの一作目のスタジオアルバム『大滝詠一』より。フルートを吹いているのは吉田美奈子さんだそうです。吉田さんはプロとしてここからスタートされたそうです。
この楽曲はワンテイクのみだそうです。大滝さんの回想によりますと、自分はアル・グリーンのようにソウルフルに歌いたかった。試しに自分のストレートで一回歌って、徐々にアル・グリーンに寄せていこうと思っていたそう。ミキサーの吉野金次さんがこの一発目を聴いた瞬間に「これだ!」と言って、これが絶対に良いとなった。大滝さんは、もう2、3回演らせて欲しいと言ったそうですが、吉野金次さんが「もう一回歌うならこの仕事をやめる」と言ったそうで、まだレコーディングの序盤だったのでここで辞められてはたまらないと、大滝さんもこのテイクでOKとしたそうです。
※このアルバムは、Apple Music、Spotifyでは見つかりませんでした。
吉田美奈子「風」
そして吉田美奈子さんの曲もかかりました。1992年にリリースされた通算9作目のスタジオアルバム『LIGHT'N UP』より。男性ボーカルとのデュエット。その男性ボーカルが意外にもベーシストの岡沢章さん。ベース奏者としてとても有名ですが、歌も素晴らしい。「鈴木雅之さんかと思いました」と松村さん。
トピックス(湯浅学)
山本精一「フレア」
山本精一さんの5年ぶりのアルバム『セルフィー』より。シビアな現状を反映してる部分があり、少し厳しさがあって面白いアルバムということです。