メロウな風まかせ
H.E.R.「Fight For You」
1960年代に急進的な政治団体として知られる「ブラックパンサー」という人達がいたそうです。アフリカン・アメリカンの権利向上を目指して活動していた団体だそうで、それを舞台とした「Judas and the Black Messiah」という映画が全米公開されました。この曲はそのサウンドトラックに収録されているナンバー。D.マイルとのコラボ。
Pink Sweat$「Give It To Me」
ピンクの洋服が大好きな巨漢シンガー:ピンク・スウェッツの初めてのフルアルバム『PINK PLANET』収録曲。彼は1992年フィラデルフィア生まれ。子供の頃から、R&B、ソウルというブラックミュージックの洗礼を受けてきました。この曲は彼のアイドルの一人、マイケル・ジャクソンの気分で作った曲だそうです。
Mahalia feat. Rico Nasty「Jealous」
リコ・ナスティーというメリーランドの女性ラッパーをフィーチャーしたマヘリアの新曲。マヘリアは1998年生まれのUK R&Bのニュースター。エラ・メイとデュエットもしています。
メロ夜ブッククラブ(秀島史香)
秀島史香さんがゲストで、松尾さんが出された小説『永遠の仮眠』について語られました。松尾さんはこの小説を2015年から執筆されたそうで、6年かけての大作です。
【あらすじ】
主人公の光安悟はフリーの音楽プロデューサー。彼がかつてオーディションを組んで大ヒットさせたが今は低迷している櫛田義人というアーティストに一曲テレビドラマの主題歌を依頼されます。最初は悪役として描かれているTV局のプロデューサーからダメ出しの嵐を受け、悪戦苦闘しながらもがきつつ、デッドラインまで間に合うのかどうか。
その際に繰り広げられる一プロデューサーとしての様々な苦しみ、葛藤、仲間とのギクシャク、腹の探り合い。家庭人としては、妊娠した妻がいる。
音楽職業小説かなと思わせておきつつ、あらゆる要素が絡んでいる小説だそうです。一人の男としての幸せとは何だろう?、成功って何?、夫婦って何だろう?とか、櫛田義人というちょっと落ち目なアーティストからしてみたら、挫折とどう向き合うか、再生していくのかいけるのかというところがあるそうです。ひいては、音楽って何だろう?、社会の中での音楽って立ち位置って何かな?ということを描いた小説だそうです。
Chic「Good Times」
主人公の光安悟が少年時代に「このベースラインには抗えない」と揺さぶられた曲だそうです。