ジャズCITYシカゴ
今回は最近のシカゴのジャズシーンの紹介でした。最近のシカゴ・ジャズシーン変革の中心的レーベル「インターナショナル・アンセム(International Anthem)」の音源が中心にかかりました。「インターナショナル・アンセム」は2014年にスコッティ・マクニースとデヴィッド・アレンの二人で設立されたそうです。
Makaya McCrave「Slightest Right」
「インターナショナル・アンセム」が有名となるきっかけとなったシカゴを活動拠点とするドラマー:マカヤ・マクレイヴンの2015年1月にリリースされたアルバム『In the Moment』より。
Makaya McCraven「Kings and Queens」
マカヤ・マクレイヴンの最新作『Universal Beings E&F Sides』より。2018年にリリースされた『Universal Beings』制作舞台裏ドキュメンタリーのサウンドトラック。この曲は2017年9月にシャバカ・ハッチングスをシカゴに迎えて録音されました。
Junius Paul「Fred Anderson and a Half」
マカヤ・マクレイヴンのアルバムにも参加したベーシスト:ユニウス・ポールのファーストアルバム『Ism』より。
Chicago Underground Quartet「Westview」
「インターナショナル・アンセム」の創始者の一人:スコッティ・マクニースが最初にこのレーベルでリリースしたのがロブ・マズレクのアルバムでした。ロブ・マズレクはギタリストのジェフ・パーカー、ドラマーのチャド・テイラーとの出会いで1996年にシカゴ・アンダーグラウンド・コレクティブを立ち上げました。この曲はシカゴ・アンダーグラウンド・カルテットの名義で今年3月にリリースしたアルバム『Good Days』より。
Jeff Parker「Max Brown」
ジェフ・パーカーの今年リリースされたアルバム『Suite For Max Brown』はお母さんに捧げたアルバム。Max Brownはお母さんの名前だそうです。ジャケットの写真は19歳の頃のお母さんの写真だそうです。
Jeremy Cunningham、Dustin Laurenzi「My Greatest Joy Is Everything」
ドラマーのジェレミー・カニングハムがサックスのダスティン・ラウレンツィ、ベースのポール・ブライアンの3人でコロナ禍の隔離生活に希望を与えたいと作った曲。
曲のタイトルはソニー・ロリンズの言葉を引用したそうです。曲の中でもソニー・ロリンズの肉声がサンプリングされて使われています。