追悼:トゥッツ&ザ・メイタルズ特集
9月5日の「Love On Music」で新譜が紹介されたばかりのトゥッツ&ザ・メイタルズのトゥッツ・ヒバートが9月11日にCOVID-19で77歳で亡くなりました。1942年でジャマイカのレゲエの世界ではボブ・マーリーと並ぶほどの歌手。
Toots & The Maytal「Do The Reggae」
タイジさんもおっしゃってましたが、この曲で「レゲエ」という言葉が世の中に生まれたそうです。特に前からあった言葉ではないようで、「Do the 〜」というのは新しいダンスのことを指すそうです。トゥッツ自身はたまたまのようで、他の言葉も考えていたそうです。いずれにしても、この曲のヒットで、新しいスタイルのジャマイカ音楽が「レゲエ」と名付けられるきっかけとなったそうです。
このバンドのことは恥ずかしながら良く知らなかったのですが、いい曲が沢山あるんですね。亡くなったのをきっかけに知るのは避けたいところです。
The Maytals「54-46 (That's My Number)」
The Maytals「Pressure Drop」
Toots And The Maytals「Love Is Gonna Let Me Down」
アルバム『Funky Kingston』収録曲。1970年代に入りアイランド・レコードと契約して、名義が「トゥッツ&ザ・メイタルズ」と変わります。まだボブ・マーリーが国際的に知られていない頃だそうです。
Toots「Love And Happiness」
1980年代に入ってトゥッツがソロになります。1988年に『Toots In Memphis』というソウルの都メンフィスでソウルのアルバムを作ります。ソウルの有名な曲を沢山カバーしています。この曲はアル・グリーンのカバー。
Toots & The Maytals「Got To Be Tough」
最後に8月に発売されたばかりの最新アルバム『Got To Be Tough』より。アルバムが出たばかりなのに本当に残念ですね。