“一緒に” の音楽
コロナ禍でなかなか家から出れない状態ですが、「一緒に」というのはすごく大事なことだなぁということでこのテーマとなったそうです。
Celso Fonseca&Ronaldo Bastos「Meu Tudo Pra Mim」
ブラジルのセルソ・フォンセカとホナルド・バストスが2006年に発売した初のベスト・アルバム『Polaroides』に収録されている曲で、それまでは未発表だった二人の共作曲。シンガーソングライターのセルソ・フォンセカと作詞家のホナルド・バストスはコンビとしてアルバムをリリースしつつ、ミルトン・ナシメントなどに共作曲を提供してきたことで知られています。このベスト・アルバムのジャケット写真はソファーに寝そべっているセルソとホナルドを俯瞰で撮影したもの。「ソファーも一緒に」というキーワードになっています。
Sly&The Family Stone「IF You Want Me Stay(一緒にいたいなら)」
1973年にリリースされたスライ&ザ・ファミリー・ストーンのアルバム『Fresh』収録曲。身勝手な男の心情を描くスライ・ストーンの狂おしいボーカル、ラスティ・アレンのベース、アンディ・ニューマークのドラムスのコンビネーションなど、全ての点に置いて完璧と言っていいファンクの名曲。
トピックス(渡辺亨)
Derrick Hodge『Color of Noize』
アメリカのジャズ・ベーシスト兼作曲家:デリック・ホッジの新譜。デリック・ホッジはロバート・グラスパーのバンドに一時期いたそうで、今最もアメリカ・ジャズ界で注目を浴びているベーシストだそうです。作曲家としての意識もすごく強く、今回のアルバムでは、ベースを弾かずにピアノを弾きながら歌っている曲や、ピアニストのソロだけで自分も参加していない曲があるそうで、作曲家としてアピールしているそうです。
Color Of Noize
アルバムタイトル曲。このアルバムで一番激しい曲。
Thomas Bartlett『Shelter』
トーマス・バートレットの初のソロアルバム。このアルバムタイトル「Shelter」は今回のコロナ禍の関係だそうです。自宅で恋人のためにソロピアノ曲を書いて1曲ずつバラの名前をつけたそうです。その曲を友人に勧められてまずは配信でのリリースとなったそうです。
トーマス・バートレットは今年ノラ・ジョーンズのアルバムに参加し、先行配信されたから「Tryin' To Keep It Together」という曲でピアノを弾いています。
アルバムジャケットの老人は晩年の死期が近いトーマス・バートレットのお父さんだそうです。
Lucida