昨年4月から亡くなられた児山紀芳さんの後を受けてこの番組を続けて来られた大友良英さんですが、4月以降も継続されるそうです。この番組のペースに慣れてきたので良かったです。この番組以外も殆どの番組が継続されるようです。「きらクラ!」が終わってしまうのは残念。「ディスカバー・マイケル」は1年限定番組だったので、来年は「ディスカバー・ビートルズ」になるようです。
シリーズJAZZジャイアンツ(12)ナット・キング・コール
今回は2時間素晴らしいボーカリストでありピアニストのナット・キング・コールの特集でした。有名なボーカル曲を掲載させて頂きました。
1919年3月17日アラバマ州モンゴメリーで生まれました。昨年生誕100年を迎えました。
4歳の時にシカゴに移住。キリスト教会の牧師の父とオルガン奏者の母のもとで早くから教会でオルガンを弾き、後にピアノに転向。1935年にベーシストのお兄さんのエディ・コールのバンドに入り、パナマカフェという場所で演奏活動を開始。1937年9月には自身のバンドザ・キング・コール・トリオを結成。
1965年2月15日45歳で亡くなりました。
Route 66
ナット・キング・コールの十八番、お気に入りの曲。1946年の録音。
アメリカのシカゴからサンタモニカを繋ぐ国道66号線のこと。当時はアメリカのポップカルチャーの移動手段で重要だったのでRoute66にまつわるストーリーや歌がたくさん出来たそうです。1980年代にはハイウェイが出来たので今は無いそうです。
Nature Boy
1948年8週連続でポップスチャートの1位となった曲。1947年8月に録音されました。
Mona Lisa
大名曲。1950年の戦争映画『別働隊(Captain Carey USA)』の主題歌。
この年に娘さんのナタリー・コールが誕生しています。
Unforgettable
ナタリー・コールが1991年に出したお父さんとのオーバダブ
Smile
チャップリンの有名曲のカバー。1936年の映画『モダン・タイムス』の中のチャップリン作曲の主題曲で当時はメロディーだけでした。
映画『モダン・タイムス』は近代化していく機械文明に対する強い批評性を持っています。「Smile」を沢山の人がカバーしているのは、単にいい曲というだけでなく、「Smile」の背景にあるものを表して歌っているのだろうと大友さんの分析です。
『After Midnight』
1956年に発売したストレートなジャズアルバム。
Caravan
It's only a paper moon
L-O-V-E
ナット・キング・コールの生涯最後のヒット曲。亡くなる数ヶ月前の1964年12月に最後のオリジナルアルバム『L-O-V-E』を録音し、その4日後に入院して1965年2月15日に肺癌で亡くなります。