ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ワールドロックナウ 2020年3月1日(マデオン、キング・クルール、ビリー・アイリッシュ)

 

新譜紹介

 

Madeon『Good Faith』

EDMシーンの若きヒーロー、マデオンのセカンドアルバム。フランス出身の25歳。 

 

渋谷さんの解説

EDMはダンス・ミュージックの新しいスタイルであるけれども、メロディの復活の何者でもない。そのメロディもR&Bベースというよりもヨーロッパ的メロディの復活。だからEDMのアーティストがヨーロッパ出身というのは必然。

EDMがこれからどこに行くのか。メロディをどう位置付けてメロディの中で新しい世界観を構築していくのかというのがすごく重要。

今回のマデオンのアルバムはそれに真正面から向き合っている。新しいEDMの方向性を模索しながら結果を出している作品。

 

グッド・フェイス

グッド・フェイス

  • アーティスト:マデオン
  • 発売日: 2020/01/15
  • メディア: CD
 

 

All My Friends

 

Miracle

 

 

No Fear No More

 

 

King Krule『Man Alive!』

注目すべき音楽シーンであるサウス・ロンドンでトム・ミッシュなどと共に最先端を走るキング・クルールの新譜。お洒落だけでなく攻めてます。

 

Cellular

 

Underclass

 

 

 

海外情報(NY情報)

 

Billie Eilish「No Time to Die」

ビリー・アイリッシュが史上最年少で「ジェームズ・ボンド」の主題歌を作ったそうです。彼女は「ジェームズ・ボンド」の主題歌を歌いたいと思っていたそうで、お兄さんとテーマ曲っぽい曲を作っていたそうです。「もしボンドの曲書けるようであればお願します」と頼んでいたそうで、夢叶ったんですね。テキサスのツアー中のバスの中で3日間で作ったそうです。

渋谷さん、中村さんも絶賛のビリー・アイリッシュ。この曲は本当にすごいですね。映画の世界観に合わせて曲を作れるプロフェッショナル。

 

渋谷さんの解説

ビリー・アイリッシュがすごいのは「職業であることを理解してる」こと。児島さんが「自己言及的なシンガーソングライターが多くて困る」と言っていたが、ビリー・アイリッシュは、そうじゃない。18歳の自我をすごくストレートに表現する歌もやりつつも、プロである。「ポップ・アーティストというのは、プロとしてテーマを持って、一つのエンターテイメントとしての作品を作る仕事」という意識があり、それを楽しんで、高いクオリティで実現する才能、スキルを持っている。

ギターを弾いているのはなんとジョニー・マーです。