ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ワールドロックナウ 2019年12月8日(コールドプレイ、フィニアス、ビリー・アイリッシュ)

 

新譜情報

 

Coldplay「Everyday Life」

1日24時間をコンセプトにサンライズ・パートとサンセット・パートに分けられて作られています。世界に対する危機感。温暖化対策と正面から向き合って、ダメージを与えない音楽活動とは何かを考えて、その結論が出るまでツアーをやめるそうです。

エヴリデイ・ライフ

エヴリデイ・ライフ

 

 

 

Guns

世の中に拳銃が蔓延っていて荒廃した社会状況が生まれていることに対する危機感。

(訳詞)

公園から取り上げろ

愚か者どもから取り上げろ

病院から取り上げろ

スラム街から絞りだせ

子供は皆んな拳銃を作る

その指で親指で

革命を広告宣伝

その時に備えて武装しろと

ゼロからはでっち上げだ

ずっと計算してきた

この法廷の判決は?

もっと拳銃が必要

やめろ!何もかもおかしくなってしまった

何もかももつれてブルー

何もかもがおかしくなってしまった

僕もおかしくなっているのかも

トランペットはどんどん溶かせ

トロンボーンもドラムも全部

教育なんていらないだろう

千の輝く太陽しかり

貧困はいい商売になる

森を切り開け

あんな役立たずども

救うのは似たもの同士だけ

その他大勢など知ったことか

この役員会の意見としては

我々にはもっと拳銃が必要

やめろ!何もかもおかしくなってしまった

お前以外の誰もが

誰もがおかしくなってしまった

僕もおかしくなっているのかも

 

 

 

Orphans

 (訳詞)

ババが向かう先では花々が育ち、アーモンドや桃の木が花をつける

そして彼は悟るのだ、いつ何の種を撒けば良いか

知りたいんだ、いつ帰るのか、また友達と酔っぱらえるのか

知りたいんだ、いつ帰るのか、また家で落ち着けるのか

お前といたい、世界が終わるまで

お前といたい、世界が全て終わるまで

 

 

 

Èkó

(訳詞)

アフリカでは川は文句なしに深く、美しいほどに広い

アフリカでは母親たちが子供を歌で寝かしつけるようにお前に言うだろう

「大丈夫よ大丈夫」

アフリカでは水の中で踊りお互いをしっかり抱きしめ

アフリカでは母親たちが子供を歌で寝かしつけるようにお前に言うだろう

「大丈夫よ大丈夫」

 

 

 

Cry Cry Cry

 (訳詞)

世界にまつわる一冊の本

題して「発光するものたちに」

登場するのは光を放つ木々や花々

かたや地蔵菩薩が歌う

お前が泣いたら、泣いたら、泣いたら、ベイビー

お前が泣いたら、泣いたら、泣いたら、僕が寄り添う

僕らがお互いを傷つけることも

お互いを苦しめることも望まない

知らないものを恐れたりはしたくない

僕らは運命共同体

雨と歌が共にあるように

だから決してお前を離さない

 

 

 

 

FINNEAS「Blood Harmony」

フィニアス(FINNEAS)は、ビリー・アイリッシュのお兄さん。ビリー・アイリッシュのアルバムをプロデュースしてきて、 プロデュース能力は圧倒的評価を受けているフィニアス・オコンネルのソロ・アルバム。渋谷さん大絶賛のアルバム。「ポップ・ミュージックの本質にすごく愛を持って切り込んでいる」

Blood Harmony

Blood Harmony

  • FINNEAS
  • ポップ
  • ¥764

 

 

I Don't Miss You At All

 

 

 

Let's Fall In Love For The Night

 

 

 

渋谷さんの今の10代を捉えた意見。だから魅力的な曲が多いのかなと思いました。

フィニアス、ビリー・アイリッシュ、レックス・オレンジ・カウンティなどの若い世代に共通するポップ感覚というのは「悲しさ」。どの曲も悲しく切ない。

僕らの持っている「イケイケのポップミュージック」とは違う、一種独特の喪失感、終末観がどの曲にも反映されている。それが曲の良さにも繋がっている。

例えば僕らみたいな世代は世界は強固にあって、「この世界を守らなければ!だからそのために戦うんだ!」みたいな世界観。

今の若い世代は世界が終わることを知ってしまっている。「無くなっていく。だから今この大切な時間をしっかり守っていかなくちゃ。世界は終わってしまうかもしれないけれど、この貴重な時間をしっかり自分たちのものにしていこう。」という感触がある。

 

  

 I Lost A Friend

 

 

 

海外情報(NY情報)

 

Billie Eilish「everything i wanted」

グラミー賞に6部門ノミネートされていて、17歳という最年少記録のビリー・アイリッシュの新曲。今、世界で一番成功している少女。

(訳詞)

夢をみた

望むもの全てを手に入れた夢

でも皆が想像するようなものじゃない

正直に言わせてもらえば悪夢だったのかもしれない

気にかけてくれる人にとってはね

飛べるかと思った

だからゴールデンゲートブリッジから飛び降り

誰も泣いたりさえしなかった

誰も気付きさえしなかった

見えたのは皆がそこに立ち尽くしている姿

気にかけてくれるのかな

ちょっと思った