ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

第2回ジャズで巡るエキゾチック世界旅行 2019年8月19日〜23日

 昨年8月に放送された特集番組の第2弾。凄く印象に残っている番組でシリーズ化されないかなと密かに思っていたところの第2弾。

iTunesのリンクを貼らせて頂きましたが、少し聴くだけでも、紹介された楽曲のそれぞれのエリア感が出ていると思います。音楽への興味を広げてくれた番組で感謝しています。

番組の進行は、世界中でライブを行っているバンド「ソイル&ピンプ・セッションズ」のメンバー“社長”。毎日そのエリアに詳しいゲストがナビゲートしてくれます。

 

 

1日目 ロンドン 【ゲスト】松浦俊夫

 

ロンドンのジャズシーンで熱い地域は南ロンドン地区だそうです。移民が多いエリア。元々労働階級の人が多く住む住宅エリアとして成り立っていて治安が悪かった。アート系の大学が二つあるので安い家賃を求めて若い人達が移り住んできた地域だそうです。

シーンの中心人物はサックス奏者のシャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)、ドラマーのモーゼス・ボイド(Moses Boyd)、キーボーディストのジョー・アーモン・ジョーンズ(Joe Armon-Jones)、女性のサックス奏者のヌバイア・ガルシア(Nubya Garcia)、エズラ・コレクティヴ(Ezra Collective)。

 

Sons Of Kemet

シャバカ・ハッチングスを軸とするバンド。高揚感溢れるリズム。

My Queen Is Albertina Sisulu

My Queen Is Albertina Sisulu

  • サンズ・オブ・ケメット
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Your Queen Is A Reptile

Your Queen Is A Reptile

 

 

 Moses Boyd Exodus

モーゼス・ボイドのデビュー・アルバム。クラブ・ミュージック。

ライ レイン シャッフル

ライ レイン シャッフル

  • モーゼズ ボイド
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
DISPLACED DIASPORA

DISPLACED DIASPORA

 

 

 Kokoroko

南ロンドンは女性の活躍が目覚ましいそうです。

Uman

Uman

  • Kokoroko
  • ジャズ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
KOKOROKO [12 inch Analog]

KOKOROKO [12 inch Analog]

 

 

Yazz Ahmed

中東っぽい楽曲。

A Shoal of Souls

A Shoal of Souls

  • Yazz Ahmed
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
La Saboteuse [12 inch Analog]

La Saboteuse [12 inch Analog]

 

 

Auntie Flo

ワールドミュージックエレクトロニカとの融合。サイケな感じ。

Cape Town Jam

Cape Town Jam

  • provided courtesy of iTunes
Radio Highlife [輸入アナログ盤 / 1LP] (BWOOD0185LP)_644 [Analog]

Radio Highlife [輸入アナログ盤 / 1LP] (BWOOD0185LP)_644 [Analog]

 

 

Kamaal Williams 

クラブシーンから出てきたミュージシャン。中国系イギリス人。

Catch The Loop

Catch The Loop

  • Kamaal Williams
  • ジャズ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
RETURN

RETURN

 

  

 

 

2日目 ロサンゼルス 【ゲスト】マーク・ド・クライヴロウ

 

 ロサンゼルスはジャズ・トゥナイトでも紹介された「コレクティブ」の街ですね。

 

Dwight Trible

歌とサックスの絡み合う感じが高揚します。サックスはカマシ・ワシントン。

Mothership (feat. Kamasi Washington, Mark de Clive-Lowe, Carlos Niño & Derf Reklaw)

Mothership (feat. Kamasi Washington, Mark de Clive-Lowe, Carlos Niño & Derf Reklaw)

  • ドゥワイト・トリブル
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Mothership

Mothership

 

 

Kamasi Washington

サンダー・キャットは幼馴染で、ティーンエイジャーの頃からスヌープ・ドッグのバンドに入っていたそうです。ゲーム好きなので「ストリートファイター」。

Street Fighter Mas

Street Fighter Mas

  • カマシ・ワシントン
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
HEAVEN & EARTH [輸入盤CD] (YT176CD)

HEAVEN & EARTH [輸入盤CD] (YT176CD)

 

 

Mark de Clive-Lowe

ゲストのマーク・ド・クライヴロウの新譜。初めて日本をテーマにしたそうです。

Mizugaki

Mizugaki

  • マーク・ド・クライヴーロウ
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
HERITAGE I&II (ヘリテージI&II)

HERITAGE I&II (ヘリテージI&II)

 

 

Thundercat

アリアナ・グランデもカバーしたそうです。

Them Changes

Them Changes

  • Thundercat
  • R&B/ソウル
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
DRUNK

DRUNK

 

 

Flying Lotus

サンダー・キャットのアルバムをプロデュースしています。天才だそうです。

サックス:カマシ・ワシントン、ピアノ:ハービー・ハンコック

Moment of Hesitation

Moment of Hesitation

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

3日目 サンパウロ 【ゲスト】中原仁

 

サンパウロは人口1千万以上の南米最大の都市。ブラジル経済の中心地(首都はブラジリア)。ブラジル中から色んな人が来て生活している街。東京みたいなところ。日本の23倍のあるブラジルの地方の様々な地方オリエンテッドな音楽が全てサンパウロに集まってきている。サンパウロは東京のような都会独特のミックスセンスで音楽を発信している。

 

Dani Gurgel & Debora Gurgel

サンバとジャズが出会った音楽ジャズ・サンバをリードする親子。 

Nó de Viajante

Nó de Viajante

  • Dani Gurgel & Debora Gurgel
  • ジャズ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
Rodopio

Rodopio

 

 

30年代、40年代からブラジルの音楽家というのはジャズの影響も受けていた。ボサノバがジャズと近しい。ボサノバは今から60年少し前にブラジルで生まれてアメリカのジャズ・ミュージシャンが気に入った。それ以降アメリカのジャズ・ミュージシャンがアメリカに行って交流して影響を与え合った。51年前渡辺貞夫さんが1968年にアメリカのジャズ・フェスティバルに出た後で当時小野リサのお父さん(当時サンパウロでクラブを経営していた)の誘いでサンパウロに行って、渡辺貞夫さんが学んだジャズの最先端のメソッドをブラジルのミュージシャンに教え、渡辺貞夫さんはセッションをしながらブラジルのミュージシャンからサンバのリズムを吸収をしたそうです。

 

Mental Abstrato

ヒップホップ・ミーツ・ジャズ。「ソイル&ピンプ・セッションズ」のドラムのみどりんさんもお気に入りということです。確かにこのアルバムはいいです。この番組で紹介された中で一番気に入りました。

Samambaia Rainha (feat. Claudya)

Samambaia Rainha (feat. Claudya)

  • Mental Abstrato
  • ジャズ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
ウゾマ UZOMA

ウゾマ UZOMA

 

 

Lourenco Rebetez

サンパウロ出身のギタリスト、作編曲家。アフロ・ブラジルのリズム(宗教儀式の音楽)。 

O Mais Profundo é a Pele

O Mais Profundo é a Pele

  • Lourenço Rebetez
  • ジャズ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
オ・コルポ・ヂ・デントロ

オ・コルポ・ヂ・デントロ

 

 

Andre Mehmari

リオ出身のサンパウロのピアニスト、プロデューサー、作編曲家。日本にもよく来られて伊藤ゴローさん、藤本一馬さんとも共演しているそうです。2013年11月の東京公演を収録したライヴ録音。

Baiao Malandro

Baiao Malandro

  • Andre Mehmari
  • ブラジル
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
Tokyo Solo

Tokyo Solo

 

 

Quartabe

クラリネット、サックスを演奏する女性ジョアナ・ケイロスが組んでいるバンド。女性4人と男性1人という女性上位のバンド。

Coisa #3

Coisa #3

  • provided courtesy of iTunes
#1 Moacir

#1 Moacir

 

 

Antonio Loureiro

サンパウロ出身のマルチプレイヤー。秋に来日されるそうです。

Livre feat. Pedro Martins

Livre feat. Pedro Martins

  • Antonio Loureiro
  • ジャズ
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes
Livre リーヴリ

Livre リーヴリ

 

 

 

 

4日目 イスラエル 【ゲスト】サラーム海上

 

イスラエルの人口は870万人くらい。国内だけでジャズのミュージシャンとして食べていくのはかなり難しい。しかし、誰もが英語を喋るしダブルパスポートを持っている人が多い。ヨーロッパやアメリカに頻繁に出かけて現地のジャズシーンを回って食べているミュージシャンが凄く目立つそうです。テルアビブとエルサレムがジャズの中心地。エルサレムは標高800メートルと山の上、冬は雪も降るし、歴史的に色んな宗教のものがある。かなり重い雰囲気。テレアビブは地中海に面したビーチの街。パーティとか沢山ある。凄く開放的な雰囲気。高速鉄道で40分で移動できる。

 

Avishai Cohen

長らくニューヨークに住んでいたが、最近エルサレムに戻ってきた。イスラエル・ジャズの中心人物。ベーシスト。1970年生まれの49歳。ジャコ・パストリアスに憧れてエルサレムのライブハウスで活動を始めたそうです。1992年に単身ニューヨークに渡り、道路工事など下積み生活をしながらピアニストのチック・コリアに見出されて1994年にグループ オリジンに参加して、その後自分自身のトリオを結成して現在に至ります。

Ani Maamin

Ani Maamin

  • アヴィシャイ・コーエン
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Continuo

Continuo

 

  

Shai Maestro

天才ピアニスト。アヴィシャイ・コーエンによって才能を見出された一人。来日するそうです。

From One Soul To Another

From One Soul To Another

  • シャイ・マエストロ
  • ジャズ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
ザ・ストーン・スキッパー

ザ・ストーン・スキッパー

 

 

Omer Avital、Avi Avital

 ジャズとクラシックを融合したデュオによる空想のモロッコ音楽。

Ana Maghrebi

Ana Maghrebi

  • Omer Avital, アヴィ・アヴィタル, Yonathan Avishai & イタマール・ドアリ
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Avital Meets Avital

Avital Meets Avital

 

 

Yotam Silberstein

 ギタリスト。最近はブラジル音楽、地中海の音楽に回帰した作品を発表しています。

A Picture of Yafo (feat. Vitor Gonçalves, John Patitucci & Daniel Dor)

A Picture of Yafo (feat. Vitor Gonçalves, John Patitucci & Daniel Dor)

  • Yotam Silberstein
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Future Memories

Future Memories

 

 

Omri Mor

ピアニスト。5月に来日したそうです。彼もアヴィシャイ・コーエンのトリオから頭角を現したそうです。

Ramel Maya (feat. Avishai Cohen & Karim Ziad)

Ramel Maya (feat. Avishai Cohen & Karim Ziad)

  • Omri Mor
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
IT'S ABOUT TIME

IT'S ABOUT TIME

 

 

イスラエルは国が不安定で若者が生死の境目を見たことがあるから、日々本質的になる。強いメッセージを音楽にも持ってしまう。」とアヴィシャイ・コーエンが言っていたそうです。

イスラエルでは大企業に就職するよりも個性を発揮する方が大切。大企業に就職すると失望されるそうです。日本とは逆ですね。

 

 

 

5日目 ソイルと世界旅行 【ゲスト】ソイル&ピンプセッションズ

 

最終回はソイル&ピンプセッションズのメンバーと世界各地を巡って出会ってきたエキゾチックなジャズシーンを振り返ります。31ヶ国も回ったそうです。

トランペット:タブゾンビ、ピアノ:丈青、ベース:秋田ゴールドマン、ドラムス:みどりん。

 

Third World Love

タブゾンビさんのチョイス。イスラエルのベーシスト、オマール・アビタルを中心としたカルテット。

Nature's Dance

Nature's Dance

  • Third World Love
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
New Blues

New Blues

 

 

Themba Mkhize

丈青さんのチョイス。南アフリカのピアニスト。加藤登紀子さんが一緒に仕事をされたこともあるそうです。

Sweet Home

Sweet Home

  • Themba Mkhize
  • ジャズ
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

Seba Kaapstad

南アフリカ出身のネオ・ソウルバンド。最新アルバム。

Africa

Africa

  • Seba Kaapstad
  • ネオ・ソウル
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes
Thina -Digi-

Thina -Digi-

 

 

Sarathy Korwar、MC Mawali

タブラ込みのドラムセットで演奏するインド人。最新アルバム。

Mumbay (feat. MC Mawali)

Mumbay (feat. MC Mawali)

  • Sarathy Korwar
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
More Arriving

More Arriving

 

 

Christian Prommer、Walfgang Haffner

みどりんさんのチョイス。ドイツ人ドラマー。凄くかっこいいです。気に入りました。

Strings of Life

Strings of Life

  • Christian Prommer's Drumlesson
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Drumlesson 1

Drumlesson 1

 

 

Charlie HadenKeith Jarrett

秋田ゴールドマンさんのチョイス。ホテルでチェックインするチャーリー・ヘイデンを見たことがあるそうです。その時指差して「あ、チャーリー・ヘイデンだ」と声に出してしまい、するとチャーリー・ヘイデンは踊りながら秋田ゴールドマンさんに近づいてきたそうです。嘘みたいな奇跡的な話ですね。

ジャスミン

ジャスミン

 

 

 勉強になりました。第3回を期待したいです。