ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

松尾潔のメロウな夜 2021月7月12日(クロイ&ハリー、リオン・ブリッジズ、ハー)


メロウな風まかせ

 

Chloe x Halle「Waterfalls」

ビヨンセのお気に入りクロイ&ハリーのTLCのカバー。この曲は90年代のアフリカン・アメリカンの少年犯罪、まっとうに生きるのがいかに難しいかということを正面から捉えた曲。アメリカの祝日となった6月19日に披露されました。

Waterfalls

Waterfalls

  • provided courtesy of iTunes

 ※この曲はSpotifyでは見つけられませんでした。

 

 

Leon Bridges feat.Terrace Martin「Sweeter」

リオン・ブリッジズのニューアルバム『Gold-Diggers Sound』からテラス・マーティンをフィーチャーした曲。「自分はもっと素敵な人生をただ歩みたいと願っているんだけど、実際にはそんなことなくて、同じ物語をまた繰り返しているだけなんだ」と社会の状況は全然変わっていないことを静かに歌っているそうです。

  

Gold-Diggers Sound

Gold-Diggers Sound

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H.E.R.『Back of My Mind』

3週に渡り今回もハーのニューアルバム(デビューアルバム)が紹介されました。

Back of My Mind [Explicit]

Back of My Mind [Explicit]

  • MBK Entertainment/RCA Records
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Paradise(feat. Yung Bleu)

ヤング・ブルーをフィーチャーした曲。



 

My Own



 

Closer To Me

オークランドゴアペレ「Closer」という曲を下敷きにした曲。ライブ映像がありました。



 

Exhausted

このアルバムのメイン・プロデューサーはDJキャンパーですが、この曲だけロドニー・ジャーキンスがプロデュースしているそうです。



 

Barakan Beat 2021年7月11日(ガブリエレ・ポソ、ブークー・グルーヴ、ニーナ・シモン) & 週間プレイリスト

 

 

バラカンさんが選んだ音楽映画フェスティバルが開催されました。

 「Our Latin Thing」が一番売れて満席だったそうです。

 

 

Gabriele Poso「La Bola

ラテン気分でガブリエレ・ポソの新曲がかかりました。

La Bola

La Bola

  • Wonderwheel Recordings
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Boukou Groove「I'll Take You There」

ブークー・グルーヴは、2014年の第1回「Live Magic!」に来日したそうです。

 

 今年の「Live Magic!」は10月23日(土)にオンラインで開催されるそうです。


 

 

Nina Simone「Don't Let Me Be Misunderstood」

ニーナ・シモンモントレー・ポップ・フェスティバルに出た時の2枚組CD『The Montreux Years』が出ました。70年代から90年代に5回出ているそうで、1枚目が70年代から80年代、2枚目はモントレーに初めて出た1968年の演奏をまるごと収めたものだそうです。この曲は68年の時点ではアニマルズの歌として有名でした。

NINA SIMONE: THE MONTREUX YEARS [2CD]

NINA SIMONE: THE MONTREUX YEARS [2CD]

  • アーティスト:NINA SIMONE
  • ADA/BMG RIGHTS MANAGEMENT
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週間プレイリスト

7月12日から18日のブログに掲載した曲のプレイリストです。

 

Apple Music

 

Spotify

 

 

ジャズ・トゥナイト 2021年7月10日(ムラトゥ・アスタトゥケ・アンド・ブラック・ジーザス・エクスペリエンス 、ゲタチュウ・メクリヤ、キブロム・ビリャネ、カンデ・イ・パウロ、ジュリアン・レイジ)

 

JAZZ for アフリカ

 

今回はアフリカのジャズの特集でした。アフリカと一言で言っても、北と南では顔つきも違い、身長も違い、多様な文化があります。今、アフリカがジャズにとって大きな意味を持っているそうです。元々ジャズはアメリカに連れてこられたアフリカ系の人たちが生んだ音楽ですが、アフリカでもジャズに影響を受けた音楽が始まっているそうです。逆輸入のような形でアメリカのジャズがアフリカに影響を与えてます。

 

 

Mulatu Astatke & Black Jesus Experience「Mulatu」

エチオピアのジャズ(エチオジャズ)の生きる伝説、現在77歳のムラトゥ・アスタトゥケが昨年夏にリリースしたアルバム『To Know Without Knowing』より。ムラトゥはバイブラフォンを始め様々な楽器を操るマルチ・インストゥル​メンタリスト。そのムラトゥが信頼して共演を重ねているオーストラリアのミュージシャンたちで構成されたブラック・ジーザス・エクスペリエンスと一緒に録音したアルバムです。

 

 

Getachew Mekurya「Yegenet Muziqa」

エチオピア・ジャズの元祖ゲタチュウ・メクリヤ(大友さん、赤塚不二夫の漫画に出てきそうな名前と仰っていて、笑ってしまいました)。すごく尊敬されていて、すごい人気だそうです。90年代の終わりにエチオピアのジャズやポップスを紹介する『エチオピーク』というコンピュレーションがたくさん出て、その中の一枚にゲタチュウをフィーチャーしたものがあったそうです。これまでアメリカやヨーロッパのジャズやポップスやクラシックでは聴いたことのないサックスの演奏で、日本人が聴くと演歌っぽい。

ゲタチュウは1935年エチオピア生まれ。2016年81歳で亡くなっています。1950年代初めからエチオピアの民謡をサックスでジャズ的に解釈する独特なことをされたそうです。この曲は1972年の録音。

Ethiopiques 14

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Kibrom Birhane「Circles」

『エチオピーク』というシリーズが1990年代後半から2000年代にかけてたくさん出たおかげで、エチオピアのジャズやポップスに興味を持った人たちが世界中に出てきて、バンドをやるようになってきたそうです。ロサンゼルスではカマシ・ワシントン、マーク・ド・クライブ・ロウなどが参加しているエチオジャズ系のバンドで「エチオ・カリ」というバンドがあるそうです。キブロム・ビリャネはそこに参加しているエチオピア出身の若手ジャズ・ピアニスト。この曲は昨年出たデビューアルバム『Circles』より。

Circles

Circles

  • Flying Carpet Records
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ホットピックス

 

Cande y Paulo『Cande y Paulo』

カンデ・イ・パウロは、アルゼンチンのコントラバスを弾きながら歌うカンデ・ブアッソとピアノ/キーボードのパウロ・カリッソによるデュオユニット。二人はアルゼンチン北西部の地方都市サン・フアンでひっそりと活動していましたが、2017年に動画サイトがバズり、名門レーベル:デッカからリリースすることとなったそうです。アルバムにはアルゼンチンのロックやポップス、ニール・ヤングバート・バカラックの名曲が収められています。

 

 

Summertime



 

The Thrill Is Gone



 

 

Julian Lage『Squint』

アメリカを代表するギタリストの一人:ジュリアン・レイジの最新作。ブルーノートレーベルから自己名義で第一弾のアルバム。メンバーはジュリアン・レイジが長年一緒に演ってきたベース:ホルヘ・ローダーとドラムス:デイヴ・キングのトリオ。

Squint

Squint

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Familiar Flower



番組ではもう1曲、日本版のみボーナストラックで収録されている「Granada」がかかりました。