ラジオと音楽

ラジオから知った音楽のこと書いていきます

ジャズ・トゥナイト 2019年9月14日

 

ライジング・スター」特集

 

世界的な権威をもつ米ジャズ専門誌「ダウンビート」の「第67回 批評家投票」でライジング・スター(新人)のカテゴリーでトップに輝いたジャズ界の新鋭達の紹介。

 

Sullivan Fortner

ピアノ部門のライジング・スター。1986年ニューオリンズ生まれの32歳。2010年から2017年までは昨年亡くなったトランペットのロイ・ハーグローブのバンドメンバーとして活躍。ピアノ部門でなくジャズ・アーティスト部門でも1位。

 

 

MOMENTS PRESERVED

MOMENTS PRESERVED

 

 

 

Sons of Kemet

ライジング・スター ジャズ部門のトップ。イギリスのサウスロンドンを中心に活躍するサックス、クラリネット奏者のシャバカ・ハッチングスが率いるバンド。

 

Your Queen Is A Reptile

Your Queen Is A Reptile

 

 

 

Anat Cohen Tentet

ビッグバンド部門のライジング・スター。イスラエル出身の女性クラリネット奏者アナト・コーエン率いるテンテット。アナト・コーエンは現在39歳。テンテットは2016年にデビュー。ルーツであるユダヤ系音楽、ベニー・グッドマンなどの古いアメリカのビッグバンド、ブラジル、アルゼンチンなどの中南米の音楽など色んな音楽を吸収して独自の世界を作っているそうです。

 

Triple Helix

Triple Helix

 

 

 

ホットピックス

Avishai Cohen、Yonathan Avishai「Playing the Room」

イスラエル テルアビブ出身のトランペッター アヴィシャイ・コーエンとピアニスト ヨナタン・アヴィシャイのデュオ作品。二人は同じ中学校に通い、ティーエイジャーの頃から一緒にジャズを探求してきたそうです。

 

Azalea

Azalea

  • Avishai Cohen & Yonathan Avishai
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Kofifi Blue

Kofifi Blue

  • Avishai Cohen & Yonathan Avishai
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Playing the Room

Playing the Room

 

 

世界の快適音楽セレクション 2019年9月14日

 

ディスカバーカバー(藤川パパQ)

 

Camille Bertault「Pas De Geant」

 

フランスの若手気鋭のジャズボーカリスト カミーユ・ベルトー(Camille Bertault)。

フレンチポップスのクラシック フランソワーズ・アルディが1968年に発表した「さよならを教えて(Comment Te Dire Adieu)」をカバーしています。

元々はアメリカのソングラター・チームが書いたポップソングだそうです。それをフランソワーズ・アルディがフランス語の詞をセルジュ・ゲンズブールに依頼して歌ったそうです。

 

 

「どこかできいたことある」松村さん。

 

 

「かっこいいですね」三上さん

「今のジャズの要素がものすごく入っている」松村さん

 

Pas De Geant

Pas De Geant

 

 

 

ウィークエンドサンシャイン 2019年9月14日

 

今週はリクエストがメインでした。その中から気に入ったアルバムがありました。 

Larry John McNally「Buddy Holly

このアルバムは通常価格ではネット配信でしか手に入らないようです。

Buddy Holly

Buddy Holly

  • ラリー・ジョン・マクナリー
  • ポップ
  • ¥1500

 

ラリー・ジョン・マクナリー(Larry John McNally)は80年代にデビューしたシンガーソングライターで、「Buddy Holly」は10年前のアルバム。とってもいいアルバムです。

 

ラリー・ジョン・マクナリーはニューヨークの人で、この曲ではバディー・ホリーがニューヨークにいて結婚したばかりのスペイン人の奥さんと一緒にいてスパニッシュ・ハーレムをこれから楽しもうという、 バディー・ホリーの亡霊のつもりなのか。バーディー・ホリーのブートレグ海賊版)のボックスセットにインスパイアされた曲だそうです。バディー・ホリーがニューヨークにいたのか、想像して書いている曲のようです。

 

 

ラリー・ジョン・マクナリーはヒット曲はないが、いいミュージシャンに曲をソング・ライターとして提供しています。ボニー・レイト、アーロン・ネヴィルなど。

このアルバムの最後の4曲はチェット・ベイカーにインスパイアされた組曲となっています。

チェット・ベイカーは楽譜は読めないがメロディを聴いたらすぐトランペットで吹ける、歌を歌える人だったそうです。このようになんでも簡単にできる人だったけど、この歌詞の最後の方がこういう内容だそうです。

 

ある夜遅くに外を歩いていたら、「タバコに火をつけてくれない?」と頼まれた男がいた。彼の目にあるちょっと冷たい感じをどっかで見たことあると思った。彼に言われたのは「昔取引したことがあるじゃないか、あなたが吹く一音一音全部その代償を払わなければいけないんだよ」。

その後、窓から空を飛ぶつもりのチェット・ベイカーが亡くなる。

 

 

ラリー・ジョン・マクナリーは20年ぶりに今月来日されるそうです。驚いたことに9/28(土) 渋谷O-nestのゲストが政風会(鈴木博文+直枝政広)。直枝さんって海外のマイナーなミュージシャンのライブのゲストで結構出られている気がします。

 

 

 来日を記念してデビューアルバムがレイシューされたそうです。

シガレット・アンド・スモーク -COMPLETE EDITION-  LARRY JOHN MCNALLY

シガレット・アンド・スモーク -COMPLETE EDITION- LARRY JOHN MCNALLY

  • アーティスト: ラリー・ジョン・マクナリー LARRY JOHN MCNALLY
  • 出版社/メーカー: CA VA? RECORDS / HAYABUSA LANDINGS
  • 発売日: 2050/12/31
  • メディア: CD
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